「IT業界に興味はあるけれど、SESってよく分からない」
「客先常駐って聞くと、なんとなく不安…」
20代でIT業界への転職を考える人の多くが、最初につまずくのがまさにこの SES という働き方です。
あなたや、あなたの大切な人が転職を考えているなら、ここは避けて通らず、しっかり理解しておくべきポイントです。
この記事では、難しい用語なしで、SESの仕組み・メリット・注意点をわかりやすく解説します。
IT未経験でも安心して読める内容になっていますので、一緒に整理していきましょう。
※「IT業界は未経験でも挑戦できるの?」という全体像は、
👉 20代の転職の現状とメリット・デメリット
も参考にしてください。
SES(客先常駐)とは何か?まずはシンプルに理解しよう
SESとは 「System Engineering Service」 の略で、自社に雇われながら、クライアント企業のオフィスで働く という働き方です。
もっとシンプルにいうと…
A社に雇われているけれど、実際に働く場所はB社(お客様)
というスタイル。
- 給料 → A社から
- 毎日の仕事場 → B社
- 一緒に働く人 → B社の社員
このように、「雇用」と「仕事場」が分かれているのが最大の特徴です。
■ なぜIT業界ではSESが多いの?

理由は単純で、
IT業界は「プロジェクト単位」で仕事が動くから です。
企業は必要なスキルを持った人材を、必要な期間だけ確保したい。
一方、SES企業はその人材を提供することでビジネスが成り立っています。
この仕組みが、客先常駐という働き方を支えているわけです。
SESのメリット|未経験にとって“入り口になりやすい理由”
① 未経験でも採用されやすい
IT人材の不足により、多くのSES企業は未経験者採用に積極的です。
- 最初のハードルが低い
- IT業界に入る“きっかけ”を作りやすい
という点は、20代にとって非常に大きな利点です。
② 幅広い企業・技術を経験できる
常駐先が変われば、技術も職場文化も変わります。
- Web開発
- インフラ
- サポートデスク
など、幅広い環境を知ることができるため、
キャリアの方向性を見つけたい人にも合っています。
③ 大企業の案件に参加できる場合もある
SES企業に所属しながら、実際の業務は名だたる大企業で行うこともあります。
これは他の働き方にはない魅力です。
Tamesy|転職エージェントの初回面談参加SESのデメリット|知っておくべき“現実”
① 労働環境が常駐先に左右されやすい
残業時間や働きやすさは、所属企業よりも常駐先の環境に依存します。
② スキルが身につくかは企業次第
教育制度が整ったSES企業もありますが、「単純作業ばかりで成長できない」という声も一部あります。
③ 自社の仲間と会う機会がほとんどない
出社先が常にクライアントのため、同僚とのつながりが弱く感じる人もいます。
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SESに向いている人・向いていない人
▼ 向いているタイプ
- 新しい環境に適応するのが得意
- コミュニケーションが好き
- 未経験からITに挑戦したい
- 幅広い経験を積んで将来の方向性を探したい
▼ 向いていないタイプ
- 1つの職場で腰を据えて働きたい
- 人間関係を長く築きたい
- 自社文化を大切にしたい
あなたの性格にも照らし合わせて判断するとよいですね。
SES企業を選ぶときに必ず確認すべき3つのポイント
未経験者が後悔しないために、以下は絶対確認してください。
① 教育体制・研修の実態
- どれくらいの期間?
- 現場に入る前に学べる内容は?
- 資格取得の支援はある?
② 配属される案件の質
- テスト・保守だけで終わらないか
- 技術が身につく案件に参加できるか
- 常駐先の業界はどこが多いか
③ 実際の働き方(常駐の頻度・職場環境)
- 長期案件が多いのか
- スキルに合わせて配属の相談ができるか
- フォロー体制はあるか

SESと比較されがちな「社内SE」との違い
| 項目 | SES | 社内SE |
|---|---|---|
| 働く場所 | 客先 | 自社 |
| 業務内容 | プロジェクトにより様々 | 社内システムの管理・改善 |
| スキルの広がり | 広い(環境により変動) | 深い(自社業務に特化) |
| 未経験難易度 | 低め | 高め |
20代未経験でSESを選ぶべきか?
結論としては、
「IT業界に入りたいけれど方向性がまだ決まっていない」なら選択肢として十分アリ。
ただし、会社選びと配属内容は絶対に妥協しないこと。
これは20代という世代の転職にとっても大切なポイントです。
IT業界を広く知る入口としては非常に有効ですが、成長環境が整っている会社を慎重に選ぶことで、数年後のキャリアの広がりが大きく変わります。
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まとめ|SESはIT未経験にとっての「入口」 理解して選ぶことが大切
SESという働き方は、たしかに不安を感じやすい言葉ですが、仕組みと特性を理解すれば、適切に判断できます。
- 未経験でも挑戦しやすい
- ただし企業により環境の差が大きい
- 必ず教育体制・案件内容を確認する
- 「入りやすさ」と「成長できるか」を両方見る
この4つを押さえれば、SESはあなたのキャリアの強い味方になります。
鈴木一世|現役大学教員・カウンセラー
20代のキャリアの迷いを、大学教育と相談支援の現場で見てきました。
息子の転職をきっかけに、データに基づく客観的な発信を行っています。
Twitter: @suzukiissei8
ブログトップ:https//isseisuzuki.org/


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