synonym(syn+o+nym)のsyn-(sym-)は、「シンパシー(同情)」の「シン」で「一緒に同じ気持ち」になることから「一緒に」という意味になります。synnonym(syn+o+nyme≒name)で、同じ名前(意味)を持つ単語ということで、「同意語」という意味になります。
オーケストラで使う、楽器のシンバルは、2枚「一緒」に合わせて音を出します。
synonymの派生語
派生語には次のようなものがあります。
synonymity (syn+o+nym+ity): 同義性
synonymous (syn+o+nym+ous): 同義語の
synonymy (syn+o+nym+y): 同義性
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synonymの語源的意味
「synonym(シノニム)」という単語の意味を、語源的な知見をふまえてわかりやすく解説します。
「synonym」の基本的な意味
「synonym」は、日本語で「同義語」と訳されます。これは、異なる単語であっても、意味が似ている、もしくはほぼ同じ意味を持つ言葉を指します。たとえば、英語の「big(大きい)」と「large(大きい)」は異なる単語ですが、どちらも「大きい」という意味を持っているため、これらは「同義語」と呼ばれます。
語源をたどる
「synonym」という単語は、ギリシャ語に由来しています。語源的に、この単語を二つの部分に分けて考えることができます。
- 「syn-」
「syn-」は、ギリシャ語の「σύν(syn)」から来ており、「一緒に」「共に」という意味を持つ接頭辞です。これは、何かが一緒である、または同じというニュアンスを加える役割を果たしています。英語では「synchronize(同時にする、同期させる)」や「synergy(相乗効果)」など、他にも「syn-」で始まる単語がいくつかありますが、いずれも「一緒に」「同時に」という意味を持っています。 - 「onym」
「onym」は、ギリシャ語の「ὄνυμα(onyma)」または「ὄνομα(onoma)」から来ており、「名前」や「言葉」という意味を持ちます。英語では「名前」や「名称」に関連する単語で使われており、たとえば「anonymous(匿名の)」や「pseudonym(仮名、偽名)」などにも使われています。「onym」は「名前」や「言葉」に関するものを表す要素です。
この二つを組み合わせると、「synonym」は「同じ名前」「同じ意味を持つ言葉」という意味になります。つまり、「意味が共通する言葉」というニュアンスを持つ単語になります。
現代英語での使い方
「synonym」は、英語の文法や語彙を学ぶ際に非常に重要な概念です。異なる単語であっても、文脈によっては同じ意味で使えることがあります。このような言葉の違いを理解することは、語彙を豊かにし、より多様な表現を使えるようになるための大切なステップです。
例文:
- The words “happy” and “joyful” are synonyms.
(「happy」と「joyful」は同義語です。) - Can you think of a synonym for the word “difficult”?
(「difficult」の同義語を考えられますか?)
このように、英語の単語を学ぶ際、同義語を理解することで、表現の幅が広がります。同じ意味を持つ言葉を複数知っていれば、状況に応じて適切な単語を使い分けることができるようになります。
「synonym」と対になる概念:antonym
「synonym」に対する言葉として「antonym(アンティニム)」があります。これは「反義語」を意味し、意味が正反対の言葉を指します。たとえば、「hot(暑い)」と「cold(寒い)」、または「big(大きい)」と「small(小さい)」は、それぞれ反対の意味を持つため「antonyms(反義語)」と呼ばれます。
このように、「synonym」と「antonym」を理解することで、語彙力をさらに高めることができ、言葉の使い方をより深く理解できるようになります。
例文:
- “Big” and “small” are antonyms.
(「big」と「small」は反義語です。)
「synonym」の派生語
「synonym」から派生したいくつかの言葉を見てみましょう。これらの単語も「synonym」と同じく「言葉」や「名前」に関連しています。
- synonymous(シノニマス)
「同義の」「同じ意味を持つ」という意味の形容詞です。何かが別のものと同じ意味や価値を持っている場合に使われます。 例文: - His name is synonymous with honesty.
(彼の名前は誠実さと同義である。) - synonymy(シノニミー)
「同義語関係」という意味の名詞で、言葉が同じ意味を持つ現象や状態を指します。語彙学や言語学の分野で使われる専門用語です。
語源を知るメリット
「synonym」の語源を知ることで、単語の意味を深く理解することができます。「syn-」が「一緒に」や「同じ」という意味を持ち、「onym」が「名前」や「言葉」を意味することを理解することで、この単語が「同じ意味を持つ言葉」を指す理由が明確になります。
さらに、語源を知ることで、同じ接頭辞「syn-」や「onym」が使われている他の単語にも応用が利くようになります。たとえば、「anonymous(匿名の)」や「pseudonym(偽名)」といった単語も「名前」に関連することがすぐに理解できるようになります。
結論
「synonym」は、「同義語」という意味を持ち、異なる単語でありながら同じ、または似た意味を持つ言葉を指します。語源的には、「syn-(一緒に、同じ)」と「onym(名前、言葉)」が組み合わさってできた言葉で、言語学や日常の英語学習において重要な概念です。この単語の語源を理解することで、他の関連する単語や表現も自然に覚えやすくなり、語彙力の向上に役立ちます。