anniversary を語源で学ぶ
単語がたくさん出て来ますが、かたっぱしから覚えないようにして下さい。「こんなふうに考えると覚えやすくなるのか」と考える程度で大丈夫です。何度か読み返しているうちに、なんとなくこういう意味なんだ、というような意識になれば十分です。
アニバーサリーのワードマップ
anniversaryに隠れたone
アニバーサリーという言葉は、J-popのタイトルによく使われています。松任谷由実さんの歌が有名ですね(YouTube動画)。その他のアーティストの歌にも使われているようですが、どの歌が好きですか?
アニバーサリーのつづりは、anniversary。パーツに分解してみるとan+niversa+ry。a, anは「1つの」を意味する言葉。アニヴァーサリーも、an-が最初のパーツであることから「1」を意味することがわかります。(年に1度の)記念日ということになります。an-で始まる単語で「1」という意味に関係した単語としては、次のようなものがあります。
- annual = an+nual 年に1度の(恒例の)
- annually = an+nual+ly 年1回
- annualize = an+ual+ize 年間~になる 1年で計算する
- annuation = an+ua+tion 1年を周期とした変動
- annuity = an+ui+ty 年金
- annuitant = an+ui+tant 年金受給者
- annals = an+nal+s (年1回発行される)論文集 冊子
このブログでは、覚えやすさを優先して単語の説明をしています。言語学上の知見とは一致しない記述がありますので、正確な語源等について知りたい場合は、各自調べていただければと思います。
関連リンク:カタカナ語英単語
anniversaryの語源的意味
「anniversary(アニバーサリー)」という言葉は、ラテン語がもとになっています。
語源を分けると、まず「annus(アヌス)」というラテン語があり、これは「年」を意味します。そして「versus(ヴェルスス)」というのは、「回る、戻る」という意味です。この二つが合わさることで「毎年巡ってくるもの」という意味が生まれました。
つまり、「anniversary」は「記念日」や「周年」として、「毎年同じ日に巡ってくる特別な日」を表す言葉です。たとえば、結婚記念日や誕生日のことも「anniversary」と呼ぶことができます。
「anniversary(アニバーサリー)」という言葉は、「記念日」を意味します。たとえば、結婚記念日や誕生日、会社の創立記念日など、特別な出来事を毎年お祝いする日に使われる言葉です。この「anniversary」の語源をたどると、ラテン語の「anniversarius(アニウェルサリウス)」に行き着きます。
ラテン語の「anniversarius」は、さらに2つの部分に分けることができます。「annus(アンヌス)」と「versus(ウェルスス)」です。「annus」は「年」を意味し、これが英語の「annual(毎年の)」や「annually(毎年)」などの言葉にも使われています。そして、「versus」は「回る」「向きを変える」という意味を持つ「vertere(ウェルテレ)」という動詞に由来しています。つまり、「anniversarius」という言葉全体で「毎年巡ってくる」という意味を持っていました。
このラテン語の言葉がフランス語を経て英語に取り入れられ、現在の「anniversary」となりました。ですから、もともと「anniversary」には「毎年巡ってくる特別な日」という意味が込められていたのです。
現代の英語で「anniversary」というと、特別な出来事が起こった日を毎年お祝いする日を指します。たとえば、「wedding anniversary(結婚記念日)」は、結婚した日を毎年お祝いする日ですし、「company anniversary(会社の創立記念日)」は、会社が設立された日を毎年祝う日です。
「anniversary」の語源を知ると、この言葉が「毎年巡ってくる特別な出来事を思い出す日」という意味を持っていることがわかります。ですから、ただ単に「お祝いの日」というだけでなく、「過去の出来事を毎年思い出し、感謝したり祝ったりする日」という意味が含まれているのです。
このように、語源を知ることで「anniversary」という言葉の持つ深い意味や背景をより理解することができます。言葉の成り立ちを理解することで、「記念日」という言葉が持つ「毎年巡ってくる」という特別な意味を感じることができるでしょう。