「誰かにアドバイスする」でよく使う単語です。名詞と動詞でつづりが違いますので注意しましょう。
単語 | 意味 | 発音 |
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advice | 助言、アドバイス | アドヴァイス |
advise | 助言する、忠告する | アドヴァイズ |
advisement | 助言、審議、考慮 | アドヴァイズメント |
adviser | 助言者、アドバイザー | アドヴァイザー |
advisory | 助言の、助言を行う、アドバイザリー | アドヴァイザリー |
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adviceの語源的意味
「advice(アドバイス)」という言葉は、誰かに対して「助言」や「忠告」をすることを意味します。私たちの日常生活でもよく使われる言葉ですが、その語源をたどると、フランス語とラテン語に由来する興味深い背景があります。
まず、「advice」は古いフランス語の「avis(アヴィ)」という言葉に由来しています。「avis」は「意見」や「考え」を意味していました。そして、この「avis」はさらにラテン語の「ad(~に)」と「visum(見ること、見解)」という2つの部分からできています。「ad」は「~に向かって」という意味を持ち、「visum」は「見る」という意味です。つまり、「avis」という言葉は「相手に向かって自分の見解や意見を伝えること」という意味を持っていたのです。
このように、「advice」の語源には「相手に何かを示す」「相手のために自分の見解を伝える」という意味が込められています。そして、この「avis」が英語に取り入れられ、「advice」という形になりました。ですから、「advice」は「相手にとって役に立つ意見や助言を伝えること」という意味で使われるようになったのです。
たとえば、「give advice(アドバイスを与える)」という表現は、自分の知識や経験をもとに、相手にとって役立つ意見を伝えることを意味します。また、「take advice(アドバイスを受け入れる)」という場合は、他の人からもらった助言を受け入れて、自分の行動や考え方に取り入れることを意味します。
さらに、注意が必要なのは、「advice」は「不可算名詞」であるということです。つまり、「an advice」や「advices」という形では使わず、「some advice」や「a piece of advice」のように表現します。これも、「advice」が単なる一つの言葉ではなく、「助言全体」という広い意味を持っているからです。
語源を知ることで、「advice」という言葉が「相手に対して自分の見解を示すこと」から生まれたことが理解できます。これは単に「言葉を伝える」だけでなく、「相手を助けるために意見を提供する」という大切な意味が込められているのです。
皆さんも、誰かに「advice」を求めたり与えたりする場面があるでしょう。そのときに、この言葉の語源を思い出して、「自分の見解や意見を相手のために伝える」という意味を意識すると、より深い理解につながると思います。英語の言葉の背景を知ることで、言葉の使い方や意味がさらに明確になりますので、ぜひ覚えておいてください。