アーティスト(artist)とは、音楽や芸術を創造する人のことです。パーツに分解するとart+ist。artは「アート」「造形」などの意味になりますが、最終的に「人間のつくったもの」→「人工の」と意味が広がります。
artist の派生語
artful | 巧妙な、ずる賢い | アートフル 手の込んだ(いろいろと人が細工した)→巧妙な |
artsy | 芸術家気取りの 芸術的センスのある | アーツィー |
artificially | 人工的に、わざとらしく | アーティフィシャリー |
artificiality | 人工性、わざとらしさ | アーティフィシャリティ |
artistの語源的意味
「artist(アーティスト)」という言葉は、絵を描いたり音楽を作ったり、何かを表現する人を指す英単語です。その語源を探ると、ラテン語の「ars(アルス)」という言葉にたどり着きます。「ars」は「技術」「芸術」「才能」といった意味を持っていました。この「ars」が中世ヨーロッパの言語に取り入れられ、「artista(アルティスタ)」という形になり、そこから現在の「artist」という言葉が生まれました。
「ars」という言葉は、単なる技術だけでなく、創造性や独自の才能を使って何かを生み出す力を意味していました。このため、芸術家だけでなく、何かを巧みに作り上げる人すべてを指す言葉として使われていたのです。たとえば、古代ローマでは「ars」と言えば、絵画や彫刻だけでなく、料理や建築、さらに医術まで含めて「人間が持つ技術や知恵」を意味していました。
その後、英語に「artist」という言葉が取り入れられると、特に絵画、音楽、彫刻、演劇など、創造的な活動に携わる人々を指すようになりました。つまり、現代の「artist」は「芸術家」という意味だけでなく、「自分の持つ技術や才能を使って新しいものを生み出す人」という広い意味を持っています。
たとえば、「painter(ペインター)」は絵を描く「artist」であり、「musician(ミュージシャン)」は音楽を作る「artist」です。また、ダンサーや俳優も、自分の身体や表現力を使って芸術を生み出す「artist」と言えます。ですから、「artist」という言葉は、単に「絵を描く人」や「音楽を演奏する人」というだけではなく、「自分の特別な才能や技術を使って、他の人に感動や喜びを与える人」という意味が込められているのです。
このように、語源を知ることで、「artist」という言葉の本来の意味や、その言葉に込められた豊かな意味を理解することができます。芸術の世界に限らず、自分の技術や知識を使って何かを生み出す力や、他の人に感動を与える力を持つ人すべてが、実は「artist」なのかもしれません。自分の得意なことや好きなことを通じて、何か新しいものを作り出すことで「artist」になれるのです。
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