シークレットは「秘密」。「誰かに知られたくないもの(こと)」もしくは、「知られたくないようにすること(人)」などの意味があります。
secretの派生語
単語 | 意味 | 発音 |
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secret | 秘密、隠されたもの | スィークレット |
secretive | 秘密主義の、隠し立てする | スィークレティブ |
secretion | 分泌物、分泌 | スィクリーション |
secrete | 分泌する、隠す | スィクリート |
secrecy | 秘密、隠し事 | スィークレシー |
secretary | 秘書 | セクレタリー |
secretly | 秘密に、内緒で | スィークレットリー |
secretの語源的意味
「secret(シークレット)」という言葉は、私たちが日常的に「秘密」や「隠されたもの」という意味で使う言葉です。この「secret」の語源をたどると、ラテン語の「secretus(セクレタス)」に行き着きます。「secretus」という言葉は、「分けられた」「隠された」という意味を持っていました。
さらに、「secretus」という言葉は、ラテン語の動詞「secernere(セケルネレ)」から来ています。この「secernere」は、「se-(離れて)」と「cernere(分ける、選ぶ)」という2つの部分から成り立っています。「se-」は「離れる」「別々に」という意味で、「cernere」は「選ぶ」「分ける」という意味があります。ですから、「secernere」は「何かを分けて、他のものから離す」という意味になります。
このように、ラテン語の「secernere」から「secretus」が生まれ、「他のものから分けて隠されたもの」という意味が生まれたのです。そして、この言葉が古フランス語を通じて英語に取り入れられ、現在の「secret」という形になりました。ですから、「secret」という言葉には「他から分けられて見えないようにする」「隠しておく」という意味が込められているのです。
たとえば、「keep a secret(秘密を守る)」という表現では、「他の人に知られないようにする」「自分だけの情報として持っている」という意味があります。また、「a secret place(秘密の場所)」というと、他の人に知られていない隠れた場所ということになります。
さらに、「secret」は「秘密の」という意味だけでなく、「ひそかに行う」というニュアンスも持っています。たとえば、「secret meeting(秘密の会議)」と言えば、誰にも知られないように行う会議を指します。
このように、「secret」という言葉の語源を知ると、「ただ隠す」というだけでなく、「他のものから分けて、見えないようにする」という深い意味があることがわかります。皆さんも、この「secret」の語源を知ることで、英語の言葉にはどのような背景や成り立ちがあるのかを理解できるでしょう。
英語を学ぶときに、このような語源の知識を持つことで、言葉の意味をより深く理解できるようになります。そして、「secret」という言葉には「隠されたもの」というだけでなく、「他の人から分けられた特別なもの」という大切な意味が込められていることをぜひ覚えておいてください。