パーソナリティー(personality)の語源は、もちろんperson。人それぞれが持っている個性がpersonalityです。personality, person関係の派生語は幅広く、中級者から上級者までを対象としたものもあります。
personal | 個人の | person+al |
personally | 個人的に 自分は | person+nal+ly |
personalize | 個人的なことにする その人専用にする | person+lize |
personalized | 個人的なことにした その人専用にした | person+lize+ed 2024年度大学入学共通テスト既出 |
personable | 性格の良い | person+able きちんとした人とみなされる可能性がある=性格の良い |
impersonal | 個人に関係しない 客観的な | im+person+al |
personnel | 職員 関係者 人事 | person+nel |
impersonation | ものまね 芸人 | im+person+tion |
impersonality | 個人に関係しないこと | im+person+lity |
depersonalize | 非人格化する 個性を認めない | de+person+lize |
depersonalization | 非人格化 個性を認めないこと | de+person+lize+tion |
personify | 擬人化する 象徴する | person+ify |
impersonate | 演じる ものまねする | im+person+ate |
impersonator | ものまね(芸人) 俳優 | im+person+ate+or |
関連リンク:
カタカナ語 2024年度大学入学共通テストリーディング
カタカナ語英単語
personalityの語源的意味
「personality(パーソナリティ)」という言葉は、「性格」や「個性」を意味します。たとえば、「彼は明るいパーソナリティを持っている」というとき、その人の明るくて元気な性格を指しています。この「personality」という言葉の語源をたどると、ラテン語の「persona(ペルソナ)」に行き着きます。
「persona」という言葉は、もともと「仮面」や「役割」を意味していました。古代ローマやギリシャの劇場では、俳優たちが仮面をつけて演技をしていました。この仮面を「persona」と呼び、仮面を通して役柄やキャラクターを表現していたのです。ですから、「persona」という言葉には「外から見える役割」や「人が見せる側面」という意味が込められていました。
この「persona」が変化して、「人が他の人に見せる部分」や「その人自身の特徴や性格」という意味に発展していきました。そこから、「personality」という言葉が生まれ、「その人が持っている独自の性格や個性を表すもの」という意味になったのです。
現代の「personality」という言葉には、「その人らしさ」や「他の人と違う特徴」という意味が含まれています。たとえば、「He has a strong personality(彼は強い個性を持っている)」と言うと、その人が他の人とは違った独特の性格や特徴を持っていることを表しています。また、テレビやラジオで活躍する「テレビパーソナリティ」や「ラジオパーソナリティ」という言葉は、その人が特別な個性やキャラクターを持っていて、多くの人に知られていることを意味します。
このように、「personality」という言葉には、「仮面」や「役割」という意味から、「その人が持つ独自の性格」へと発展した歴史があるのです。語源を知ることで、「personality」がただの性格ではなく、「人が他に見せる部分やその人らしさ」を表す言葉であることがわかります。
「personality」という言葉の持つ深い意味を理解することで、他の人の個性や自分自身の特徴をより大切に感じることができるでしょう。