英単語って
長くなればなるほど
覚えられないので
本当にいやになります
長い英単語って
分割できるんですよ。
これを英単語の「パーツ」って言います。
パーツの中に知っている単語があれば意味がわかりやすくなりますよ。
パーツで覚えやすくなったら、単語のネットワークという考え方を使って、ワードマップを作るとさらに覚えやすくなるんです。
えっ、そうなんですね。
さっそく説明していただけますか?
わかりました!
lonely にかくれた基本的な英単語
「カタカナ語英語勉強術 大学入試共通テスト(英語:2003年度)筆記テスト英文から」では、actという単語と派生語を使って、英単語を覚えるのかを説明しました。リンクはこのページの最後にあります。
lonely(さみしい)という単語。パーツに分けるとこうなります。
l+one+ly
知っている単語が出て来ましたね。そうですoneです。lonelyはoneつまり「独りぼっち」という意味があり、結果「さみしい」という意味になるのです。
どんな単語が出てくるか・・・oneを中心に、さまざまな英単語が結びつきます。これを英単語のネットワークと呼びます。英単語のネットワークを図にしたものをワードマップと呼びます。次のような図です。
lonelyの派生語もあります。
lone
=l+one(一つだけの、孤立した)
loneliness = l+one+ly+ness
(-nessは名詞を作る語尾)
→ 孤独
lonesome = l+one+some
→ 孤立した、さみしい
loneparent = l+one+parent
→ 1人親
onlyも同じです。only = one + lyで「1つしかない」→「唯一の」となります。
onceはもうわかりますね。once=one+ceなので「1度」です。
a an もパーツ
oneは、名詞の前に付くと、a, anに形を変えて「1つの」を意味します。
このanで始まる英単語の1つがanniversary(an+niversa+ryアニバーサリー:記念日)です。このようにan-で始まる単語は他にもあります。
annual = an+nualで
→ 「年1回の」はよく出てくる英単語です。
派生語には次のようなものがあります。
annually = an+nual+ly
→ 年1回
annualize = an+nual+ize
→ 年で計算する 年間で〇〇になる
annuation = an+nua+tion
→ 1年を周期とした変化
annuity = an+nui+ty
→ 年金
annuitant = an+nui+tant
→ 年金受給者
annals = an+nal+s
→ 年1回出る論文集
an+niversa+ryの中にあるan+niversaryは、universe(宇宙)に似ていませんか? 「宇宙でたった1つの」という意味があるのかもしれませんね。
ワードマップで見るとこんな感じに。
もう1つの英単語パーツ uni-
英語で「1つの」はa,anですが、フランス語も似ていて、un,uneです。unの発音はanとほぼ一緒です。
これを頭に入れるとさらに単語が増えます。英語ではunではなくuni-が「1つ」を意味することが多いです。
例えば、ユニークというカタカナ語は、そのまますぐ英語にできます。uniqueですね。
unque=un+queとパーツに分けることで、uni-が見えるようになります。uni-が「1つの」を意味することを知っていれば、uniqueが「1つだけの」「他にはない」という意味になることがすぐわかります。
uniqueの派生語としては
uniquely = uni+que+ly
→ 独特の
uniqueness = uni+que+ness
→ 独特さ 独自性
uniquity = uni+qui+ty
→ 独自性
他にもたくさんありますので次のワードマップで確認してみてください。個々の単語の説明は別の記事で書きます。
このブログでは、さまざまな英単語をこんなふうにパーツに分け、覚えやすくするワードマップを更新して参ります。ぜひ参考にして下さい。
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