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英文法の知識 モニター能力と修正

 英文法の知識があると、自分が言ったり書いたりした英語のどこが間違っているか、後で気づくことが多くなってきます。これを、自分の英語に対する「モニター能力」と言います。文法の知識が増えるほど、このモニター能力が高まり、より正しい英語を言ったり書いたりできるようになります。

 前の記事で「英語によるコミュニケーションの初歩は、単語力と度胸だ!」 と申しました。「え? 前と言っていることが違うじゃん」と言われてしまうかもしれません。

 「単語力と度胸」はあくまで初歩の段階の話です。単語レベルでもアウトプットを続けいていると、きちんとした英語を使いたいという気持ちが必ず湧いてきます。そういう時期にこそ、英文法の知識が大切になって来ます。

 英文法の知識と言っても、3文型の知識だけで当分は大丈夫です。3文型の知識とは、基本的には語順の知識です。どの単語をどの順番で並べれば英語らしくなるのかということです。3単元の-sの知識はずっと後でいいのです。三単現の-sが付いていない英文だって、きちんと通じます。

関連リンク: 語順と3文型

 3文型で英文が作れるようになったら、助動詞、現在完了など、いろいろな文法の知識を学びたくなって来ます。細かい文法の知識は、こういう段階になってから身に付ける方がずっと効率的に身に付きます。

 こうした考え方は、80年代にはすでに世界中で認められていました。英語母語話者以外の使う英語は、学び使いながらネイティブに近づいていく。その途中にある英語ということで、Interlanguage(中間言語)と呼ばれていました。中間言語の段階で、いちいちミスを指摘するより、たくさん英語を使うことで、どんどん英語が上達していくという考え方です。

 英語を使えば使うほど、モニター能力が育ち、より正確な英語を使えるようになっていくというわけです。あなたも積極的に英語を使ってみませんか?

関連リンク: 語順と3文型 (準備中)

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