PR

音読の速度による効果の違い

ゆっくり音読することで得られる効果 速く音読することで得られる効果

 英語の音読は、ゆっくり読むことで得られる効果と、速く読むことで得られる効果に違いがあります。ですから、速く読む方がよい、ゆっくり読むのはだめ、ということではないのです。

ゆっくり音読することで得られる効果

  • 音とつづりの関係を理解することにつながる
  • 英単語の発音の正確さが増す
  • 英文の細かい内容について理解できる、理解しやすくなる

 難しい文章を読む時、指でなぞりながら読むことはありませんか? そういう場合は、声に出して読みながら、内容を理解することもあります。これは、指でなぞることで、意図的に頭の中で読む速度をゆっくりにしているのです。ゆっくり音読することは、細かい部分まで内容を理解するのに役立ちます。

PR>>>アマゾンアソシエイト広告

https://amzn.to/47a9gsL

速く音読すること(速音読)で得られる効果

  • 2つ以上の単語がつながって起こる、音変化を理解することで、リスニング能力が向上する
  • 知っている単語でも、かんでしまう(すぐに発音が出てこない、間違って言い直す)など、速度を上げることにより、弱点がわかりやすくなる
  • 速く読むためには、できるだけ先の単語を見ることが必要となる。そのため、リーディングの速度が向上する(アイ・ヴォイス・スパンが広がる)。

    関連リンク:アイ・ボイス・スパンの話(リンクはこの記事の最後にあります)
  • 英文の内容の細かい部分を気にすることができなくなるため、大まかな内容を把握することになり、リーディングの正答率が向上する。

 日本語を読む場合を考えてみましょう。私たちがある程度の長さの文章を読む場合、一言一句暗記しながら読むわけではありません。重要な単語を拾って、それを結びつけて全体のおおまかな内容を理解しているのです。

 音読の速度を上げることで、キーワードを拾ってつなげ、おおまかな内容を理解することができるようになる。するとと、リーディングの能力が向上するということになります。英語資格試験などで、リーディングに取り組む場合、速度と精度(正答率)の両立が必要です。

  • 速く読めるけれど、正答率が低い
  • 正答率は高いけれど、読む速度が遅い

ではなく、

  • 速く読めて、正答率が高い

が理想です。リーディングテストは、時間が余ればあとで見直しができます。ですから、まず読む速度を上げて、見直しの時間を多くする。こうして徐々に正答率を上げるようにするように取り組んでみるとよいでしょう。そのためには、速音読が不可欠になります。

https://amzn.to/3AOOdQo

音読速度を調整する 無料アプリ付き書籍のご紹介

 音読速度を調整する方法は、このブログでもご紹介しています。

 ここでは、速度調整ができる無料アプリ付きの書籍をご紹介しておきます。それがCNN ニュースリスニングです。2024年8月31日時点で検索したアマゾンホームページからスクリーンショットしました。

CNNニュースリスニングの画像

PR>>>アマゾンアソシエイト広告

https://amzn.to/4cPQlof

 CNNニュースリスニングの一番の売りは、なんといっても価格の安さ付属の無料アプリです。スマホで使用するアプリの画面です。三角の再生マークをタップすると、それぞれのニュースの音声に画面が移動します。

 どのニュースにも3つの音声が準備してあります。オリジナル音声、ゆっくり音声、吹替音声(聞きやすいようにオリジナル音声を収録し直した音声)。初心者から中級者までの学習に対応しています。このアプリ画面の下の方を見ていただくとわかる通り、音声の速度を段階的に調整することができるのが、このアプリの最大の機能です。1.0xと書いてある左側のスライダーを左に寄せればゆっくりに、右に寄せれば速く再生してくれます。

CNNニュースリスニング無料アプリの画像

 この機能がなぜすばらしいのかは、以下の記事を参照していただければわかると思います。

PR>>>アマゾンアソシエイト広告

https://amzn.to/3ANiqPK

その他の特徴

最新のCNNニュースを教材として使用:

  • 「CNNニュースリスニング」では、実際のCNNニュース番組で放送された最新のニュースを素材として使用しています。これにより、読者は最新の時事問題に触れながら、英語のリスニング力を鍛えることができます。

多様なトピックのニュースを収録:

  • 政治、経済、社会、科学、文化など、幅広いトピックが収録されています。このように多岐にわたるニューストピックを学ぶことで、学習者は多様なボキャブラリーや専門用語に触れることができます。毎月トピックが変わりますので、自分の好きなトピックが載っている号だけを選んで購入するのもよいでしょう。特にTOEIC受検を考えている方には、必須の単語がたくさん入っています。

海外ニュース番組を始める初心者向けの設定:

  • どのニュースも30秒程度。コンパクトに英文記事を切り取っていますから、海外のニュース番組を学び始めようとする初心者の方には最適な教材です。難しい単語には脚注や語注が丁寧についています。

    各ニュースには詳細な解説や語彙リストが含まれており、難しい表現や語句の意味を学習者がしっかり理解できるようにサポートしています。これにより、ニュースの内容だけでなく、文脈に応じた語彙の使い方も学べます。また、左ページに英文、右ページに和訳という配置がしてあるので、英文の意味を確認しながら学習できます。

フレーズで区切ってあるのでわかりやすい:

  • 英文は、全部つなげたものと、フレーズで区切ったものが収録されています。フレーズごとに速音読したり、意味を取ることで、英語の語順通りの理解が進みます。CNNニュースリスニングで学習を続けることで、リーディングの速度を向上させる効果が期待できます。

オーバーラッピングャドーイングやディクテーションの練習に最適:

  • 「CNNニュースリスニング」は、シャドーイング(音声を聞きながら同時に発声する練習法)やディクテーション(聞いた音声を書き取る練習法)の教材としても非常に効果的です。これにより、リスニング力だけでなく、発音やスピーキング力も向上させることができます。

時事問題に関する理解を深める:

  • CNNのニュースは世界の最新の出来事を扱っているため、この書籍を通じて時事問題に対する理解も深めることができます。これにより、単なる英語学習にとどまらず、国際的な視野を広げることが可能です。就職活動の面接で、「最近のニュースで気になることはありますか?」と聞かれた時、即答することができるかもしれませんよ。

学習者の声に基づいた改訂:

  • 朝日出版社の「CNNニュースリスニング」シリーズは、学習者のフィードバックを反映して定期的に改訂されており、常に最新のニュース素材と学習法を提供しています。年に2回の発行というのも嬉しいですね。こういう雑誌は、やる気になって毎月購入しても、たまる一方で勉強が間に合わないことが多くなりますので。編集者の中には早稲田大学の卒業生がいらっしゃるとか(という噂です)。

パソコンで学習する場合のデータダウンロード

 最後のページのQRコードでメールアドレスを登録すれば、ダウンロード先が書いてあるメールが送られて来ます。そこには、パソコンで勉強できるようにするための、音声ファイルのダウンロード先と、書籍のデータすべてをPDFファイルでダウンロードできるリンクも書いてあります。

 ChatGPTに英文を読み込ませて、穴埋め問題を作らせたり、内容理解の問題を出してもらうなど活用することが可能です。

PR>>>アマゾンアソシエイト広告

https://amzn.to/4cHqWwQ

タイトルとURLをコピーしました