cohesiveの動詞形はcohereです。
パーツに分解するとco-here。
co-はcooperate(協力する)のco-にあるように「一緒に」「共に」を意味します。
-hereは文字通り「ここに」ということです。
co-(一緒に)here(ここに)→「ここに一緒にいる、ある」ということで「まとまる」「一貫する」という意味になるわけです。
cohesiveはその形容詞形で「まとまりのある」「結束した」となります。
暗黒のフレーズ p.36-37に収録
この記事を読むとわかること
- cohesive の意味と使い方
- 語源「co- + haerere(くっつく)」の理解
- 「here(ここ)」との意味的共通点
- 関連語で語彙力アップできる記憶法
cohesive の意味は「まとまりのある」「結束した」
cohesive(コヒーシヴ) は形容詞で、
「まとまりのある」「結束した」「密着した」
という意味で使います。
例文:
The team was very cohesive.
(そのチームは非常に結束していた)
A cohesive essay has clear connections between ideas.
(まとまりのあるエッセイには、考えの間に明確なつながりがある)
語源で理解!cohesive の成り立ち

◉ 語源構造
パーツ | 意味 |
---|---|
co- | 一緒に、共に |
haerere(→hes) | くっつく、貼り付く |
この語根はラテン語の cohaerere(共にくっつく)が起源で、
- co(共に)+ haerere(くっつく)
- → 「一緒にくっつく」
という意味になりました。
cohere(動詞)と cohesive の関係
cohere(コヒア) = 一緒にくっつく、まとまる
この cohere に形容詞の語尾 -ive がつき cohesive = まとまりのある という意味になります。
✅ 「here(ここ)」との意味的共通点
here(ここ)の語源はゲルマン系で haerere とは無関係ですが、
意味としては:
- cohere(cohesive):バラバラなものが 一緒に集まり、その場に留まる
- here(ここ):その場に存在する
どちらも:
「そこに集まり、まとまり、存在する」という固定・安定のイメージ
でつながります。
学習イメージとして 「一緒に ‘ここ’ にくっついて留まる」 と覚えると記憶に残りやすくなります。
cohesive の関連語も一緒に覚えよう
単語 | 品詞 | 意味 | 発音記号 | カタカナ発音 |
---|---|---|---|---|
cohere | 動詞 | まとまる、一貫する | koʊˈhɪr | コウヒア |
cohesion | 名詞 | 結束、結合 | koʊˈhiːʒən | コウヒージョン |
cohesive | 形容詞 | まとまりのある、結束した | koʊˈhiːsɪv | コウヒーシヴ |
adhere | 動詞 | 固着する、支持する | ədˈhɪr | アドヒア |
adhesive | 名詞/形容詞 | 接着剤/粘着性の | ədˈhiːsɪv | アドヒーシヴ |
「adhere」「adhesive」も同じ語根 haerere(くっつく)から派生した兄弟語です。
✅ 覚え方のポイント
- cohesive = co(共に)+ hes(くっつく) → 一緒にくっつく → 結束・まとまりのある
- cohere = 一緒にくっつく
- cohesion = 結束・まとまり
ここに「here(ここ)」のイメージを重ね、
「一緒に ‘ここ’ に集まり、まとまっている」
とイメージすると記憶効率が格段にアップします。
まとめ
✅ cohesive は「まとまりのある」「結束した」という意味
✅ 語源は co-(共に)+ haerere(くっつく) = 一緒にくっつく
✅ 「here(ここ)」と意味的に「その場に集まり、留まる」イメージが共通
✅ 関連語(cohere, cohesion, adhere, adhesive)とセットで覚えると強力
英単語は語源と意味の共通イメージで学ぶと「ただの暗記」から「物語としての記憶」に変わり、忘れにくくなります。