この記事では、以下のニュースからobsessoinを取り上げます。
This gremlin-looking toy from China is proving to be tariff-proof
6 minute read Published 5:00 AM EDT, Sat May 17, 2025
※gremlinとは、映画のタイトル。夜水を浴びると無限に増えていく不思議な生物と人間との交流を描いてます。
Where does the obsession come from?
Lin is not the only member of her family who is Pop Mart-obsessed. Her father, who bought Lin and her sister their first Labubus while visiting Taiwan, has a Crybaby plush on his suitcase.
obsessionもパーツに分解すれば覚えやすくなります。
ob+sessionと分割すると、session(会合、会議、授業など人が集まる場やイベントを意味し、セッションという日本語にもなっています。
会合や会議では、座ることが多いですよね。このsessionの語源には「座る」という意味があるんです。
「一か所に座り続ける」ということから「執着」「固執」「強迫観念」という意味になるわけです。
「obsession(オブセッション)」は、日常会話でも「彼ってK-POPオタクだよね」みたいに、「何かに夢中」「取り憑かれている」状態を表す単語として使われますよね。
実はこの単語、「session(セッション)」と語源的に兄弟のような関係があるんです!
この記事では、sessionとの共通語源に注目しながら、obsessionの意味を語源からスッキリ理解できるように解説します。
TOEICや英検にも役立つ派生語も紹介するので、語彙力アップにもつながります。
obsessionの意味とは?
まずは現代英語での基本の意味を押さえておきましょう。
品詞 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
名詞 | 強迫観念、執着、夢中 | She has an obsession with neatness.(彼女は潔癖症気味だ) |
「obsession」は、何かが心の中に居座って、離れなくなる状態を指します。
感情・考え・趣味・相手など、対象はなんでもOKです。

obsessionとsessionの語源的関係
実は「obsession」も「session」も、語源的に次の共通点があります。
単語 | 語源構造 | 原義 |
---|---|---|
session | sess(座る)+ -ion(名詞語尾) | 「座っていること」→ 会議・授業・集まりなど |
obsession | ob(〜に向かって)+ sess(座る)+ -ion | 「心の中に座りこんで動かないこと」→ 執着・取り憑き |
✅ カギはラテン語の sedere(セデーレ)=「座る」
- sess はこの sedere から派生した語根で、「腰を落ち着ける」「とどまる」「居座る」という意味を持ちます。
- つまり、「session」は「人が座って会議する」こと、
- 一方「obsession」は「感情や思考が心に座りこんで離れない」こと。
これが2つの単語の語源的な共通点なんです。
obsessionの語源イメージを図解すると…
- ob-(〜に向かって):外から内へ向かってくる力
- sess(座る):とどまる、定着する
- → obsession:外から何かが来て、心に座り込んで動かない状態
つまり、「心にとり憑いた何かが出ていかず、ずっと居座っている」という感覚。
そこから、強迫観念・執着・夢中といった意味へ発展しました。
obsessionの派生語一覧(発音つき)
単語 | 品詞 | 意味 | 発音記号 | カタカナ発音 |
---|---|---|---|---|
obsession | 名詞 | 執着、強迫観念 | /əbˈsɛʃən/ | オブセッション |
obsess | 動詞 | 執着する、取り憑かれる | /əbˈsɛs/ | オブセス |
obsessed | 形容詞(過去分詞) | ~に夢中の、頭がいっぱいの | /əbˈsɛst/ | オブセスト |
obsessive | 形容詞 | 強迫的な、こだわりの強い | /əbˈsɛsɪv/ | オブセッシブ |
obsessiveness | 名詞 | 強迫的な性質、こだわりの強さ | /əbˈsɛsɪvnəs/ | オブセッシブネス |
特に「obsess」「obsessed」「obsessive」は、日常英会話でもよく出てくる語です。
例文で理解するobsessionの活用
- He’s obsessed with video games.
→ 彼はゲームに取り憑かれている(夢中すぎる) - Her obsession with control is exhausting.
→ 彼女の「何でも自分で管理したがる癖」がしんどい - That’s kind of obsessive, don’t you think?
→ それ、ちょっと強迫的じゃない?(度を越えてる)
TOEIC・英検でも使える語源記憶法!
- 「obsessive」「obsessed」は TOEIC 700〜レベルでよく見かけます。
- 英検準1級以上でも、「感情や精神状態」を表す語として狙われやすいです。
語源「sess=座る」を軸に、
- session(座って行う集まり)
- obsession(座り込むように居座る感情)
などと比較して覚えることで、記憶の定着が一気にアップします。
まとめ|obsessionは「心に座って離れないもの」
- obsession = ob(向かって)+ sess(座る)→ 取り憑き、執着
- sessionとの共通語源で、どちらも「座る・とどまる」が基本のイメージ
- 派生語も多く、日常・試験両方で役立つ英単語
- 語源で覚えることで、意味がブレずに理解できる
心の中に“座り込んで動かない感情”——それが「obsession」。
語源を知れば、この単語の重さやニュアンスがぐっとリアルになります。