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一夜漬け英単語記憶術 sym-,syn-で覚える英単語 symphony

 symphony=sym+phon+yのsym-は、(一緒に)「シンパシー(同情)」の「シン」で「一緒に同じ気持ち」になることから「一緒に」という意味になります。

 オーケストラで使う、楽器のシンバルは、2枚「一緒」に合わせて音を出します。

 sym+phon+yのphonはイヤフォン(ear phone)のphoneで、「電話(受話器)」ですが、受話器は音をやりとりするものなので、「音」を意味する単語です。一緒に(sym)音(phone)を出すということで、「シンフォニー」「交響曲」という意味になります。

symphonyの派生語

 オーケストラが全体の音を調和させることから、以下のような派生語があります。

symphonic (sym+phon+ic): 交響曲の 調和の取れた
symphonious (sym+phon+ni+ous): 調和した
symphoniously (sym+phon+ni+ous+ly): 調和した状態で
symphonize (sym+phon+ize): 調和する
symphonist (sym+phon+ist): (交響曲の)作曲家

symphonyの語源的意味

「symphony(シンフォニー)」という単語の意味を、語源的な知見をふまえてわかりやすく解説します。

「symphony」の基本的な意味

「symphony」は、日本語で「交響曲」と訳されます。交響曲は、オーケストラによって演奏される大規模な音楽作品で、通常は複数の楽章(楽曲の部分)から構成されています。特にクラシック音楽の中で重要な形式の一つです。「シンフォニー」は楽器同士が調和して、一つの大きな音楽作品を作り上げることを意味しています。

語源をたどる

「symphony」という単語は、ギリシャ語の「συμφωνία(symphonia)」に由来しています。この「symphonia」という言葉は「調和」「一致」を意味し、特に音が一緒に鳴り響くことを表していました。この語源を詳しく見てみましょう。

  1. 「syn-」
    「syn-」は、ギリシャ語の「σύν(syn)」から来ており、「一緒に」「共に」という意味を持つ接頭辞です。英語では「synergy(相乗効果)」や「synchronize(同時にする)」といった単語にも使われていて、何かが一緒に働いたり、同じタイミングで行われることを表す接頭辞です。
  2. 「phone」または「phonia」
    「phone」はギリシャ語の「φωνή(phone)」から来ており、「音」や「声」という意味を持ちます。英語の「telephone(電話)」や「microphone(マイク)」などにも使われている部分で、「音」に関連する言葉を作るときに使われます。

この二つを組み合わせると、「symphony」は「一緒に音を奏でる」という意味になります。つまり、異なる楽器や声が一つに調和して、美しい音楽を作り出すことを表しています。

現代英語での使い方

現代英語で「symphony」は、主に「交響曲」という意味で使われます。オーケストラの演奏会などでよく耳にする言葉で、特にベートーヴェンやモーツァルトなどの有名な作曲家が作った大規模な音楽作品を指します。また、音楽だけでなく、何かが調和している状態を比喩的に表現する際にも使われることがあります。

例文:

  • Beethoven’s Ninth Symphony is one of the most famous pieces of classical music.
    (ベートーヴェンの第九交響曲は、クラシック音楽の中で最も有名な曲の一つです。)
  • The symphony of flavors in this dish is incredible.
    (この料理の味の調和は素晴らしい。)

このように、音楽の話題だけでなく、何かがうまく調和している状況を「symphony」と表現することもあります。

「symphony」と関連する言葉

「symphony」に関連する単語や表現には、以下のようなものがあります。これらも「調和」や「音」に関係しています。

  • symphonic(シンフォニック)
    「交響曲の」という意味の形容詞です。特に交響楽に関連するものを指します。 例文:
  • The orchestra performed a symphonic piece by Mozart.
    (オーケストラはモーツァルトの交響曲を演奏した。)
  • phonetic(フォネティック)
    こちらは「音声に関する」という意味で、発音や音声に関わるものを指します。「phone(音)」が語源に使われていることから、言葉の音声に関連する分野で使われます。 例文:
  • The phonetic symbols help us understand how to pronounce words.
    (音声記号は単語の発音を理解するのに役立つ。)
  • symphonist(シンフォニスト)
    「交響曲の作曲家」や「交響曲の演奏者」を指す言葉です。交響曲を作る人や演奏する人を意味します。

自然界や日常生活での「symphony」

「symphony」という言葉は、音楽の世界だけでなく、日常生活や自然界の調和を表すときにも使われます。たとえば、自然の中で風の音や鳥のさえずりが一体となって調和している様子を「自然のシンフォニー」と表現することがあります。また、異なる材料や要素がうまく組み合わさって、素晴らしい成果を生む場合にも「symphony」を比喩的に使います。

例文:

  • The sunrise over the mountains was like a symphony of colors.
    (山々の上に昇る日の出は、まるで色彩のシンフォニーのようだった。)

語源を知るメリット

「symphony」の語源を理解すると、この単語の持つ「一緒に音を奏でる」という本質的な意味が見えてきます。さらに、「syn-」や「phone」といった語根が使われている他の単語にも応用が利くようになります。たとえば、「syn-」は「一緒に」という意味で使われるため、「synergy(相乗効果)」や「synchronize(同期する)」なども同じ概念を持っていることがわかります。また、「phone」は「音」や「声」に関わる単語に広く使われているので、「microphone(マイク)」や「telephone(電話)」のような単語もすぐに理解できます。

結論

「symphony」は、ギリシャ語の「syn-(一緒に)」と「phone(音)」が組み合わさってできた単語で、「一緒に音を奏でる」「調和して音を作り出す」という意味を持ちます。現代では「交響曲」として、オーケストラによって演奏される大規模な音楽作品を指す言葉として広く使われています。語源を知ることで、この単語の持つ調和の意味がより深く理解でき、関連する単語も覚えやすくなります。

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