フィギュアを集めてますか? フィギュアは日本語で「人形」でしょうか。人や何かの形をしたものを指します。英語のfigureも「形」「姿」という意味です。figure skating(フィギュア・スケート)は、美しい形をスケートで競う演技ですね。figureには、以下のような派生語があります。
figural | (~の)形をした | figure+al |
figuration | 形 形状 見た目 | figure+tion |
figurative | 造形の 飾った 比喩の | フィギュアは飾りを付けたくなるものです ある形に似せて=比ゆの figure+tive |
figuratively | 比喩的に | figure+tive+ly |
configure | 形づくる 設計する | con(=com)+figure comはcommunicationのcom-で「一緒に」 |
configuration | 形 外形 | con+figure+tion |
configurational | 立体的な | con+figure+tion+al |
figure out | 理解する わかる | 形が外に出てくる→それが何であるかがわかる |
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figureの語源的意味
「figure(フィギュア)」という言葉は、「数字」「図形」「形」「人物」など、さまざまな意味を持つ英単語です。たとえば、「数学の数字」や「何かの形、姿」、さらには「有名な人物」などを表すときにも使われます。この「figure」という言葉の語源をたどると、ラテン語の「figura(フィグラ)」に行き着きます。
ラテン語の「figura」は、「形」や「姿」「図」という意味を持っていました。この「figura」はさらに「fingere(フィンゲレ)」というラテン語の動詞に由来しています。「fingere」は「形作る」や「作り出す」という意味を持っていて、何かを作ったり、形を与えたりすることを指していました。したがって、「figura」という言葉には「何かを形作ったもの」や「具体的な形や姿」という意味が込められていたのです。
このラテン語の「figura」がフランス語を経て英語に取り入れられ、現在の「figure」という形になりました。そのため、「figure」という言葉には「形」や「姿」という意味が基本として含まれています。
現代英語で「figure」という言葉は、いくつかの異なる意味で使われています。まず、「数字」という意味では、「figure」は1から9までの「数字」や「数値」を指します。たとえば、「a six-figure salary(6桁の給料)」という表現は、「100,000ドル以上の給料」を意味します。また、「figure out」というフレーズは「理解する」「解決する」という意味で、「I can’t figure out this problem(この問題が解けない)」と言えば、「この問題を理解できない」という意味になります。
「figure」はまた、「図形」や「絵」「図」を表すときにも使われます。たとえば、数学の教科書に出てくる「geometric figures(幾何学的な図形)」は、三角形や四角形、円などの図形を指しています。
さらに、「人物」や「キャラクター」を表すときにも「figure」が使われます。「a historical figure(歴史上の人物)」というと、歴史において重要な役割を果たした人物を指します。この場合、「figure」はその人の存在や影響力を「形」として表現しているのです。
このように、「figure」という言葉の語源を知ることで、なぜこの言葉が「数字」「図」「形」「人物」などさまざまな意味を持つようになったのかが理解できます。もともと「形作る」という意味を持つ言葉から発展し、今では「何かを形として表現する」もの全般を指すようになったのです。
語源を学ぶことで、「figure」という言葉が持つ多様な意味や使い方をより深く理解することができるでしょう。