質問です。次の?に入る単語はなんでしょう。
そうです。manです。そうなると、ここに出ている単語は、すべて「人」に関係するだろうと思うのですが、mantis(カマキリ)がなぜ、ここに入っているのでしょうか?
英単語には、語源というものがあります。単語の大もとの意味です。カタカナ語になっている英単語にも語源があります。覚えやすい方がよいと思いますので、ここでは、マニュアルというカタカナ語を取り上げます。
マニュアルはmanualとつづります。manual=man+ ual。manは「人」ですから、「人が〇〇する」ということに関する英単語「人の様子」に関する単語にはman-が付いていることが多いです。manualは「手動の」「取扱説明書(マニュアル)」です。
「手動の」ということで、手や指先を意味する単語もありますm。manicure(man+i+cure)は、マニュキュア。手の先(爪)を保護する(cure)ことからこう呼ばれます。ですので、ネイリストはmanicuristとなります。
manipulateは、「(手を使って)扱う、操作する」で、「巧みにあやつる」ということから「ごまかす」という意味にもなります。manageは、人が馬を手名付けて、うまく扱うというのが語源で「扱う、何とかする、管理する」という意味になります。マネージャー(manager)はカタカナ語になっており、「管理する人=管理者、経営者」、その動詞形がmanageです。
mantis(カマキリ)も、実はman-が語源とか。カマキリが両方の前足(カマ)を合わせるところが、人が祈りをささげる姿に似ているところから、そう呼ばれるようになったとか。
man-に関係した英単語としては、woman(女性)があります。wombは子宮を意味し、「子宮を持つ人」=女性、となるわけです。
さらにその大もとは、「mammal(man+mal):哺乳動物」。人間は哺乳類の一部ですから。
語源は、調べてみると思いがけない発見があります。「なるほど!」と思った瞬間に覚えてしまうので、調べてみる価値はあると思います。このブログでも、語源を使った英単語の覚え方を紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。
関連リンク(順次アップ予定)
マニュアルで覚える英単語
マナーで覚える英単語
マン(人)で覚える英単語
マネージャーで覚える英単語