今日はCNNから次の記事を取り上げます。
What these experts on happiness want you to know about making your weekdays more fulfilling
6 minute read Updated 4:51 PM EDT, Sat April 19, 2025
“Everybody’s working for the weekend,” according to Canadian rock band Loverboy. If you work a traditional five-day workweek, you might relate to that feeling.
But if someone is in a constant loop of dreading Monday through Friday and only looking forward to days off, it might not be the most fulfilling way to live, psychology experts say.
dreadのrを取ってみましょう。するとdeadとなります。
これは「怖い」ですよね。こうして覚えるとすぐ頭に入ると思います。
以下、「dreadってどこかで聞いたことがあるけど、どんな意味?」「fearとの違いがよくわからない…」
そんな英語学習者の疑問を解消するために、この記事では英単語 dread の意味を、語源からわかりやすく解説します。

dreadの意味とは?
dread(ドレッド) は、「ひどく恐れる」「不安に感じる」「こわくて近づきたくない」といった意味を持つ英単語です。
品詞 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
動詞(to dread) | ~を強く恐れる、嫌がる | I dread going to the dentist.(歯医者に行くのが怖い) |
名詞(a dread) | 恐れ、不安、畏怖 | She was filled with dread before the test.(テスト前に不安でいっぱいだった) |
形容詞(古語) | 恐ろしい、畏れ多い | a dread lord(畏敬される主君)※詩的・古風な表現 |
「dread」は、ただの「びっくりする怖さ」ではありません。
それよりも「これから起きることを考えるだけで怖い・不安で仕方ない」というような、じわじわくる深い恐れを表す単語です。
dreadの語源をやさしく解説
英単語「dread」は、英語のもとになった古英語(ゲルマン語系)にさかのぼる、非常に古い単語です。
語源の流れは次のようになっています:
- 古英語 drēogan(ドレーオガン):「苦しむ・耐える」という意味
- 古英語 drǣdan(ドレーデン):「おそれる、こわがる」
このように、「dread」にはもともと「つらい思いをしながら、それに耐えようとする感情」が込められていました。
つまり、「ただ怖い」ではなく「避けられない未来の苦しさに対しての深い不安や嫌悪感」が根本にあります。
類義語との違い
単語 | 意味 | ニュアンス |
---|---|---|
fear | 一般的な恐怖 | 物や状況に対する普通の怖さ |
terror | 激しい恐怖 | パニック状態のような感情 |
dread | 深い不安・予期された恐怖 | 起きる前からわかっていて「来てほしくない…」という心の重み |
例文で意味を体感しよう
- I dread Mondays.
月曜日が来るのが怖い、嫌すぎる(共感者多いですよね) - He dreaded the phone call.
電話が鳴るのを考えただけで憂うつになるほど不安だった - She looked at him with dread.
彼を恐ろしげな目で見つめた(畏怖にも近い感情)
dreadの派生語リスト
単語 | 品詞 | 意味 | カタカナ発音 | 発音記号 |
---|---|---|---|---|
dread | 名詞・動詞 | 恐れ・恐れる | ドレッド | /drɛd/ |
dreadful | 形容詞 | ひどく恐ろしい、ひどい | ドレッドフル | /ˈdrɛdfəl/ |
dreadfully | 副詞 | とても、ひどく | ドレッドフリー | /ˈdrɛdfəli/ |
dreaded | 形容詞(過去分詞) | 恐れられた、忌まわしい | ドレディッド | /ˈdrɛdɪd/ |
dreadiness(※造語的) | 名詞 | 恐れの状態(dread + -ness) | ドレディネス | ― |
「dreadful」は日常英語でとてもよく使われる表現です。
たとえば “a dreadful mistake”(ひどいミス)など、恐怖というより「ひどさ・悪さ」を強調するときにも使われます。
「dread(恐れる)」 と 「dead(死んでいる)」 は、意味がなんとなく近そうに感じますが、語源的には直接の共通点はありません。
ただし、古英語・ゲルマン語の世界観の中では、感覚的なつながりがあるとも言えます。
✅ 「dread」と「dead」の語源比較
単語 | 現代の意味 | 語源 | 語源の意味 | 系統 |
---|---|---|---|---|
dread | 恐れる、不安に思う | 古英語 drǣdan / drēogan | 苦しむ、恐れる、耐える | ゲルマン系 |
dead | 死んでいる | 古英語 dēad | 死んだ(=生きていない) | ゲルマン系 |
両方とも「古英語(Old English)由来のゲルマン語系語彙」ですが、語源の形や意味の派生経路は別です。
🧠 意味的・文化的なつながり(間接的共通点)
英語が生まれたゲルマン語文化圏において、「恐れ」と「死」はとても近いものとされていました。
- dread(恐れ)=死を意識したときの感情
- dead(死)=dreadの原因や極端な結果
たとえば、「dreadful death(恐ろしい死)」のように、2語はしばしばセットで使われます。
つまり、語源的に同じ単語から来ているわけではないものの、
「人間が根源的におそれるもの」という意味で、感覚的なつながりは非常に強いと考えられます。
✅ 結論まとめ
- 語源的な共通点:✕(異なる古英語語源)
- 意味・文化的な共通点:〇(死=最大の恐怖、という連想)
- 語感が似ているのは偶然だが、「dread → 死への恐れ」としてつながって使われることが多い
TOEIC・英検に役立つポイント
TOEICのPart 5(文法・語彙)や英検の語彙問題では、「dread」や「dreadful」のような感情表現が問われることがあります。
また、TOEIC Part 7(読解)で感情の流れを読み取るときに、”dread” のような単語の意味を正確に理解しているかどうかが、設問の正誤に直結することも。
派生語をあわせて覚えておくと、同じ語根を持つ単語にも応用がきくので、語源記憶法はとても効果的です。
まとめ|dreadは「これからの恐れ」に強い
- dreadの意味:これから起きることへの深い恐れや不安
- 語源:古英語「苦しむ」「恐れる」に由来
- ニュアンス:ふつうの“こわい”よりももっと重く、避けたいという気持ちが強い
- 派生語:「dreadful(恐ろしい)」「dreaded(恐れられた)」なども覚えよう
- 試験対策:TOEIC・英検などでも出題される重要語。感情の描写に注目
語源から意味を理解することで、感情をともなった単語の使い分けが自然にできるようになります。
dreadは、日常生活でも試験でも役立つ単語なので、語源ごとしっかり覚えてしまいましょう!